工程・加工実績

Process & Performance

様々な光学製品の加工に対応し、お客様の求める規格に高い精度で応えています。
製造した光学レンズは、カメラ、望遠鏡、医療用カメラ、顕微鏡など、
身の回りの様々な光学素子に利用されています。

Manufacturing Process加工工程

光学レンズ製造におけるそれぞれの工程で、精度を高めて生産性を上げる工夫を行っています。

01

荒摺工程

硝材に生じる歪みを、人工ダイヤモンド砥石で曲率・厚み・表面粗さを所定寸法に仕上げます。
02

精研削工程

更に人工ダイヤモンド皿で、曲率・厚み・表面粗さを高精度に仕上げます。
03

研磨工程

研磨シートを貼った皿で、レンズ表面にキズが入らないように仕上げ、且つ曲率をサブミクロン単位の高精度に仕上げます。
04

洗浄工程

レンズ表面に付着している汚れや油分を溶剤に浸し超音波で除去します。
05

芯取工程

硝材に生じる歪みを、ダイヤモンド砥石で所定寸法(外径・光軸・振れ)に仕上げます。
06

蒸着工程

レンズ表面に薄膜を蒸着し、所定の透過率、反射率、吸収規格に仕上げます。
07

検査工程

切削加工された表面と外周部を光源を用いキズの有無を目視で検査します。

生産管理システム


Production Management System

EDIシステムによりメーカー発注システムと弊社生産管理システムが連動受注、発注、検収等の データが毎日更新され、決められた受注数、不良率、リードタイムに沿って自動的に材料発注・ 社内工程別発注・協力工場への発注が行われます。必要な時に必要な物を必要なだけ作りこむシ ステムが構築されております。

画像挿入

Manufacturing Process加工工程

 

01 荒摺工程

人工ダイヤモンド砥石をつけた高速研削機(CG機)で、各種材料ガラスの表面を所定の粗さ、寸法の曲面に整えます。

02 精研削工程

人工ダイヤモンドペレット皿で、レンズ表面の粗さ・面精度・中心厚をより高精度に仕上げる工程です。 サブミクロン単位の精度が求められます。

03 研磨工程

研磨シートを貼った皿で、所定の曲率・外観に仕上げる工程です。ナノメートル単位の精度が求められます。形状、硝材、曲率精度に合わせて、他にもたくさんの研磨方法があります。

04 洗浄工程

レンズ表面に付着している汚れや油分を溶剤に浸し超音波で除去します。

05 芯取工程

レンズ外径を、光軸に対して所定の偏芯精度に整える工程です。

06 蒸着工程

レンズ表面に薄膜を蒸着し、所定の透過率、反射率、吸収規格に仕上げます。

07 検査工程

切削加工された表面と外周部を光源を用いキズの有無を目視で検査します。

生産管理システムProduction Management System

EDIシステムによりメーカー発注システムと弊社生産管理システムが連動受注、発注、検収等の データが毎日更新され、決められた受注数、不良率、リードタイムに沿って自動的に材料発注・ 社内工程別発注・協力工場への発注が行われます。必要な時に必要な物を必要なだけ作りこむシ ステムが構築されております。

Performance実績

月間平均ロット数

試作 1〜10000 lot

主なお取引先

株式会社オハラ、キヤノン株式会社、株式会社シグマ、株式会社住田光学ガラス、株式会社大正光学、株式会社ニコン、リコーイメージング株式会社

※五十音順に記載

Capability主要加工品及び加工実績

製造対応範囲を広げるための取り組みを常に行っています。
ご相談いただければ対応可能な規格もございますのでお問い合わせください。

主要加工品

医療機器用光学レンズ
放送機器用光学レンズ
顕微鏡用光学レンズ
一眼レフデジタルカメラ用光学レンズ
プロジェクター用光学レンズ
眼鏡用ガラス型

加工実績

外径
φ3㎜~φ150㎜
R
2.5R~∞
材質
一般光学硝材~特殊光学硝材
(FK材、PSK材、石英材、その他)

Capability製造対応力

製造対応範囲を広げるための取り組みを常に行っています。
ご相談いただければ対応可能な規格もございますのでお問い合わせください。

Spherical lens processing map ー 球面レンズ加工マップ
代表硝種 S-FPL系S-FPM系 S-LAH系
有・無
対応可能形状精度
項目 レンズ外径:φ[mm] φ<3~ φ15~ φ30~ φ50~ φ60~ φ80~ φ100~
寸法 外径公差[mm] ± – ± 0.005 ± 0.005 ± 0.005 ± 0.005 ± 0.005 ± 0.010
肉厚公差[mm] ± – ± 0.02 ± 0.02 ± 0.02 ± 0.02 ± 0.02 ± 0.03
最小コバ厚[mm] 0.30 0.40 0.80 1.00 2.00 5.00
振れ量[μm]
面取 公差[mm] ± – ± 0.1 ± 0.1 ± 0.1 ± 0.1 ± 0.1 ± 0.2
角度公差 ± – ± 0.1 ± 0.1 ± 0.1 ± 0.1 ± 0.1 ± 0.2
面精度 ニュートン本数公差 ± – ± 2 ± 2 ± 2 ± 2 ± 2 ± 2
アス/クセ /クセ 0.3本 0.3本 0.3本 0.3本 0.3本 0.3本
芯取 Z係数 0.040 0.040 0.050 0.050 0.060 0.100
透過偏芯 30″ 30″ 30″ 30″ 30″ 30″
上記の保証方法・設備
工程 項目 設備・方法 測定器
寸法 R(曲率) コジマNC球芯・春近球芯・馬渕球芯・倉本研磨 原器
アス・クセ 干渉計 干渉計(フジノン・Zygo)
中心肉厚 直接測定・比較測定 ダイヤルゲージ・デジタル式測定
芯取 外径 湘南機(手動・NC) ダイヤルゲージ・デジタル式測定
偏芯 偏心顕微鏡 パール顕微鏡
面取幅 アイゲージ
洗浄 手拭きor自動 12層洗浄
保管状況 工程内 レンズパック+シリカゲル梱包
検査 外観検査 目視 LED光源 12W電球

Cases製造事例

01

天体望遠鏡レンズ

φ140-凹メニスカスレンズ

曲率
280R/190R
外径公差
±0.010
中心厚公差
±0.03
偏心値
40″
02

球面プリホームレンズ

φ35-凸レンズ

曲率
19.00R/100R
外径公差
±0.005
中心厚公差
±0.02
偏心値
30″
03

難硝材レンズ

S-FPL51_φ23.30_凸レンズ

曲率
29.957R/109.70R
外径公差
±0.005
中心厚公差
±0.03
偏心値
30″

Our Strength弊社の強み

01

Technology ー 技術力

創業70年で培った製造技術を、次世代のスタッフに伝えています。
精度の高い光学レンズは機械のオペレーションのみでできるものではありません。
レンズの特性、気温や湿度によって変わる微妙な研磨調整の技術が長い経験で培われています。
弊社では、30年以上の経験があるスタッフも在籍しており、高い技術力を自慢としています。

02

Challenge ー 挑戦力

多様化する光学レンズへのニーズを満たすべく、より加工が難しい難硝材や大口径レンズの製造精度を高める工夫を行い、加工対応範囲を広げています。
高い技術は、スタッフ一人一人の挑戦心によって生み出されます。

お客様が必要なものをいかに精度をあげて提供するかを考え続け、技術の革新や設備の刷新をひたむきに続けています。

03

Quality ー 高い精度

精度の高い球面・平面レンズの製造に強みがあります。
弊社の球面レンズは、プリフォーム(=非球面)対応のレンズ製造に対応できる精度の高さが誇りです。
さらに精度を高めるため、湿度や温度の変化に対応した手作業の微妙な調整を欠かさず行っています。

貴社の光学レンズ製造をお任せください。

1つの試作品から数百個、1万個程度の製造に対応しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

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